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□輪島塗
□サイズ:φ8.7×H27.4cm
□桐箱入

【輪島塗の主な特色】
一、ていねいな作業工程...輪島塗の塗上げ工程は実に丁重をきわめ、手数は普通品で75回、極上品では124回にも及ぶ。
二、布着せ...欠けやすい箇所へ漆で麻布を貼る作業で、空気が残らないように、ていねいに密着させる。
三、地の粉をつかう下地塗...輪島特産の「地の粉」と生漆を調合し、粘着力をつけるため「米のり」を混合して下地に塗用する。

【輪島塗の歴史】
起源は大陸文化の影響をうけた約1千年前と考察され、室町期(約600年前)に、紀州根来寺から伝えられた漆技を取り入れて、輪島特有の塗り方が確立した。
その後、寛文年間(1661〜1673年)に輪島地内に珪藻土の一種の黄土が発見され、これを加工「地の粉」と称し、漆器の下地に塗用するようになった。
又、その加飾技法として、沈金技術が輪島で考案創始(1716〜1735年)され、その後、蒔絵技術を導入(1818〜1829年)し、輪島塗は堅牢さの上に華麗さを加えた。
現在では伝統工芸作家、日展作家多数を擁して、美術工芸品としても日本一の漆器と称され、昭和52年3月には、国の重要無形文化財に指定され、保存されるところとなった。

【漆器の扱い方】
一、漆の匂いが気になる場合は、風通しの良い所で陰干ししてください。
二、漆は酸、アルカリに強いので、洗剤を使っても大丈夫ですが、長く湯水には付けないで下さい。
三、食洗洗浄機、乾燥機は使用しないで下さい。
四、ぬるま湯で洗って、二度拭きして下さい。
五、漆は紫外線に弱いので、直射日光のあたらない所で保管して下さい。

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